こんにちは!
今日はリーフレット写真の裏側です。
今回新たにリーフレットを新調したのですが、その際に撮影してもらった写真を公開。
さすがプロカメラマンに撮ってもらったので、めちゃくちゃキレイです。
上の写真は、アウトドアシーンをして撮影したもの。
たまたま良い感じの切り株があって、ちょうど木々の間から光が差し込むベストな時間に撮影。
ソロキャンプでお湯を沸かしてコーヒーを淹れるシーンをイメージ。
写真はカッコよいのですが、立ち上がってビックリ!!
ジーンズのお尻部分に杉のヤニがべったり、、、、。
洗うのに苦労しました。
続いて、サイクルシーン。
何度も何度も走り出す足に力を込めた瞬間のシーンを取り直ししました。
しかも、雲が多く太陽が出てくるまで出マチ。
それで、撮れたのがこのシーンです。
続いて、釣りシーン。
この写真見て変わったことないですが?
そうなんです、実は陸の方を向いてキャストしようとしています。
はじめは川に向かってキャストするシーンを撮り続けていたのですが、光の具合でどうもよい写真が撮れない、、、。
というわけで、この陸に向かって写真を撮るとキレイに。
リーフレットでは、河原部分が見えていないのですごくキレイなシーンに仕上がっていますw
次からは生産現場写真。
これらは原反(げんたん)と言われる状態です。
デニムは幅が約140㎝×長さ50mぐらい。ものによって違いますが。
裁断前に、このような状態で保管されます。
これは裁断されたもの。
CADという機械で裁断データを作成し、CAMという裁断する機械にデータを送り自動で裁断していきます。
ただ、CAMで裁断するよりも手で裁断する方が生地を有効活用できるので、手で裁断する工場も多くあります。
手で裁断といっても、電動ノコギリみたいなのを使って人が切ります。
これは裁断されたものをパーツごとでバンドで結んだもの。
裁断されたものは、縫製工場へと場所移動します。
その際に、パーツがバラバラにならないようにバンドでまとめられ運ばれます。
一つでもパーツの束がないと、縫製工場がパニくりますw
そして、だれが紛失させたのかと泥沼の戦いに、、、、。
ま、そんなことは普通起こりませんよ!
パーツごとに縫製工場に運ばれ、前工程という作業に入ります。
おそらく、みなさんは縫製工場に運ばれたら一気にパンツの形にしていくと思われがちですが、パンツになる前に色んな工程が入ります。
上の縫製写真でいうなら、パンツの端に白い糸でギザギザに縫われているのが見えると思います。
これはオーバーステッチといって、生地がほつれないようにするためにするほつれ止めです。
こういったパンツの形にする前にやるべき作業工程がたくさんあるので、縫製工場にパーツが入ったらまずこれらの作業の取り掛かりになります。
それらが準備できてから、パンツの形へと縫製されていきます。
次はこの写真。
縫製されたパンツは、まだガチガチの状態です。
というのも、生地を作る際のタテ糸にデンプン糊等をつけているからです。
なぜ糊をつけるかと言うと、生地を織るときにピーンをタテ糸を引っ張って横から横糸を通していきます。
このピーンと伸ばした時に糸が切れにくいように糊をつけて強度を上げます。
縫製した段階では、この糊が付いたままなのでパンツは硬いまま。
ジーンズ好きには、糊付きのままの状態(リジット)を好んだりしますが、現在のパンツはほとんど一度水洗いを行っています。
長くなりましたが、上の写真はその水洗いを行う際の洗い釜です。
この中に何十本もパンツが入ります。
洗ったあとにするのは、乾燥の工程。
タンブラー乾燥です。
この中で、ガッツリ乾燥します。
お手持ちのパンツの品質タグを見て頂いたらタンブラー乾燥禁止と書いていると思います。
ただ、実際は一度タンブラー乾燥させています。
家庭洗濯で急激な乾燥をさせたときに、縮みが発生したときにクレームに繋がるので基本的にはタンブラー乾燥は禁止にしています。
ただ、自己責任ですが、タンブラー乾燥をしても急激にパンツが穿けなくなるほど縮むことはありません。
着用によって伸びた生地が、タンブラー乾燥によってきゅっと締まることで縮んだように感じることはあります。
以上、リーフレット写真の裏側の説明でした。
ジーンズ関連で、質問があれば、僕の答えられる範囲ではお答えしますよ~
僕の答えられる範囲ですよw