こんにちは!
今日はウエストサイズの微調整する方法を自己責任にはなりますがご紹介。
昔からリーバイスは、Shrink to Fit(シュリンクトゥフィット)=縮んで体にフィットしますをうたっていました。
これは、昔のジーンズはウォッシュ加工などされずに販売されていました。
ノンウォッシュジーンズっていうやつです。
家で洗濯する人は、ワンサイズ大きめ(それ以上の場合もあります)を買ってから洗ってフィットさせてね、ということでした。
洗濯しない人は、ジャストサイズでいいですw
もう10年以上前になると思いますが、リーバイスのファーストレプリカをノンウォッシュで買いました。
型番によって使われている生地が異なり、ファーストはけっこう縮むとのことだったので2サイズデカいのを買いましたがほとんど縮まずブカブカで穿いていた苦い経験がありますw
生地は、字のとおり生物で、生地によって縮みの大きさが千差万別。
ちなみに同じ生地であっても、生産時期によって多少の誤差がでます。
でも、いまのジーンズは洗ってもめちゃくちゃ縮みませんよね??
これは予め、設計書(パターン)の時点で、この生地は何%縮むかをチェックしていて、大きめに作っています。
そして、製品になってから洗い加工をかけています。
通常の製品は、ウォッシュ加工=水洗い(みずあらい)を施します。
水洗いを行って、タンブラー乾燥をして製品を縮めます。
濡れた製品の生地の糸と糸の隙間が、乾燥するときに縮みます。
ですので、通常のジーンズは買ってから穿いて、家庭洗濯をしてもほとんど縮みません。(穿いて伸びた分は多少縮みます)
以下から、自己責任になります。
縮むなら反対に大きくもなります。
これはTHE BACK WATERの32インチサンプル。
指定通り、86cmに仕上がっています。
片面で43㎝なので両面で86㎝。
これを、
両手でゆっくりウエストを外側にひっぱります。
思いっきりやると糸が切れるので注意してください。
ウエスト全体を引っ張ってあげます。
すると、
片面で43.5㎝。両面で87㎝で1㎝大きくなりました。
ワンサイズ大きいのを買ったらウエストが大きすぎるし、ジャストサイズを買ってもウエストギリギリ。
こういうときに、ジャストサイズのウエストを少し引っ張ってあげてウエストにゆとりをいれてあげれます。
僕は自分用のパンツでサイズ感がギリギリなときにこの手法を用います。
実は、この手法はパンツの修正屋さんでもやっています。
僕が見た修正屋さんでは、木の棒をウエストの両サイドに入れて外側に広げるというものでした。
この反対の手法もあります。
着用によって、ウエストが大きくなった場合です。
その場合は、ウエストのみ水で濡らします。
その後、タンブラー乾燥します。
よく服の品質表示に「タンブラー乾燥禁止」と書かれていますが、これは濡れた製品をタンブラー急激に乾燥させると一気に縮むからです。
水は乾燥するときに、隙間を狭める性質があります。
急激にやると、ゆっくり乾かすより大きく隙間を狭めます。
この性質を利用して、ウエストだけ水で濡らしタンブラー乾燥させます。
すると、濡れたウエストだけが大きく縮みます。
といっても、生地によって思った通り縮んでくれたり、縮んでくれなかったりもします。
自己責任にはなりますが、微妙にサイズが小さくなったり、大きくなったジーンズがあればぜひ試してください。
1~2㎝程度は調節できるはずです。